損保協会、低炭素社会実行計画を策定
2013/03/21
日本損害保険協会では、経団連が提唱する「低炭素社会実行計画」への参加を2010年4月に表明し、このほど損害保険業界の具体的な計画を策定した。
▽損保協会の低炭素社会実行計画の概要
(1)国内の企業活動における2020年度の削減目標
2020年度の床面積あたりの電力使用量を、09年度比で年平均1%、10.5%削減する。
(2)主体間連携の強化(損保業界と消費者・顧客・従業員・地域住民などの様々な主体との連携強化)
○本業での取り組み
・低炭素社会への取り組みを後押しするような商品やサービスを積極的に開発して提供する。
・約款や証券のWeb化により紙使用量を削減する。
○社会・家庭への啓発
・エコ安全ドライブの取り組みを普及させるため、行政、NPO、教育機関、企業等に働きかける。
・自動車修理時にリサイクル部品を活用するよう、協力団体とともに普及啓発を行う。
(3)国際貢献の推進
進出している海外の国や地域において、保険商品や金融サービスを通じた地球環境の保全に役立つ取り組みを推進する。
(4)革新的技術の開発
保険商品や金融サービスを軸にした研究開発を行い、気候変動リスクに対応した商品やサービス等を社会に広く提供する。
提供元:新日本保険新聞社