主要損保会社が第1四半期決算を発表
2010/08/13
主要損保会社の平成23年3月期第1四半期(22年4-6月)決算が8月13日に出そろった。今年4月に大手3グループに再編されたが、正味収入保険料でMS&ADインシュアランスグループホールディングスが6,534億円でトップとなった。エコカー補助金などを背景に新車販売が伸びたことで自動車保険が回復し、前年から一転、正味収入保険料が一部の会社を除き増収となった。
◆主要損保会社の第1四半期(4-6月)連結業績概要(カッコ内は対前年同期増減率、△はマイナスか赤字)
○MS&ADインシュアランスグループホールディングス
四半期純利益:413億円、正味収入保険料:6,534億円
・三井住友海上(単体)
四半期純利益:192億円(△34.6%)、正味収入保険料:3,124億円(2.4%)
・あいおい損保(単体)
四半期純利益:△13億円、正味収入保険料:2,028億円(2.9%)
・ニッセイ同和損保(単体)
四半期純利益:11億円(△59.2%)、正味収入保険料:755億円(△1.7%)
○東京海上ホールディングス
四半期純利益:564億円(59.6%)、正味収入保険料:5,961億円(0.4%)
○NKSJホールディングス
四半期純利益:134億円、正味収入保険料:5,049億円
・損保ジャパン(単体)
四半期純利益:102億円(黒字転換)、正味収入保険料:3,311億円(0.1%)
・日本興亜損保(単体)
四半期純利益:75億円(1.2%)、正味収入保険料:1,602億円(△1.1%)
○富士火災
四半期純利益:18億円(黒字転換)、正味収入保険料:667億円(△1.1%)
○共栄火災(単体)
正味収入保険料:396億円(0.5%)
※三井住友海上は他社との比較のため、自動車保険「もどリッチ」の払戻充当保険料控除後の数値を表示。
提供元:新日本保険新聞社