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損保ジャパン、出産前後の女性ケアする「ドゥーラ」を保険でサポート

2013/02/25

 損保ジャパンは、2月から出産前後の女性をケアする専門家「ドゥーラ」がその業務に起因して法律上の損害賠償責任を負った場合、その損害を補償する「ドゥーラ賠償責任保険制度」を開始した。ドゥーラの養成および認定事業や、出産前後の女性に対する産前産後にまつわる知識の教育活動を行っている一般社団法人ドゥーラ協会を保険契約者、協会会員で協会からドゥーラの認定を受けている人を加入対象者とし、損保ジャパンが引受保険会社となる。
 補償内容は、加入対象者がドゥーラ業務遂行に起因して、身体賠償や財物賠償などの法律上の損害賠償責任を負った場合に保険金を支払う。例えば、「利用者宅を清掃する際、不注意で利用者の所有物を落として壊してしまった」「ベビーベッドの柵をきっちりとしめず、赤ちゃんが落ちてケガをしてしまった」「料理を提供したところ、利用者が食中毒になってしまった」など。
 ドゥーラの語源は、ギリシャ語で「他の女性を支援する、経験豊かな女性」という意味。妊娠・出産・子育てをする女性を支える専門家で、米国では出産に付き添ったり、産後の世話をしたりする職業として確立されている。主な業務は、掃除や洗濯などの家事のほか、正しい知識にもとづいた新生児のケア、出産前後の身体に優しい食事づくりなどの母親へのサポート、母親の相談相手といった出産前後の女性を幅広くサポートする。
 近年、高齢出産の増加に伴い、出産・育児をする夫婦の親世代も高齢化していることや、親世代が子夫婦と同居する世帯が減少傾向にあることなどで、産前・産後の母親が育児に関する周囲の支援を受けることが困難になってきているといわれている。また、産後うつ病などの深刻な問題の発生も指摘されており、母親へのサポートの必要性はますます高まっている。こうした状況下で、ドゥーラ協会は、母親に寄り添い、子育てをサポートする専門家であるドゥーラを増やす取り組みとして、昨年5月から「ドゥーラ養成プログラム」を開始しており、このプログラムを修了した人が2月5日に初めてドゥーラとして認定された。
 損保ジャパンは、ドゥーラが業務に起因して法律上の損害賠償責任が生じた場合に備えるため、ドゥーラ協会と連携して、新たに保険制度を開始することにした。同社は、この制度を通じて、社会的に高い需要の見込まれるドゥーラの普及を支援していきたいとしている。

提供元:新日本保険新聞社


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