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損保ジャパン、テレマティクスを活用した新自動車保険を開発

2012/12/21

 損保ジャパンは、自動車の走行データを活用した補償・サービスを提供する個人向け自動車保険「ドラログ」を開発し、2013年度(7月1日以降保険責任開始契約)から販売を開始する。先進的なテレマティクス技術を活用して、契約の自動車について走行概要をフィードバックするサービスや、盗難時に追跡を行うサービスを提供する商品。また、走行距離に応じて将来の保険料が変動する仕組みとなっている。販売当初は、これらのサービスを提供することが可能な情報通信機器を搭載した電気自動車が対象となる。
 テレマティクスは、Telecommunication(=通信)とInformatics(=情報工学)から作られた造語で、自動車などの移動体に通信システムを組み合わせて提供される情報サービスのこと。テレマティクス技術の発展によって自動車の走行データを活用した様々な商品やサービスの提供が可能となっており、欧米などを中心として世界的に保険会社による商品・サービスの提供事例が増加傾向にある。このような環境を踏まえ、同社ではテレマティクス技術の活用によって、国内のマーケット調査で共感を得られた「安全」「安心」「納得」をコンセプトとする新自動車保険を発売することにした。
◆商品の概要
▽商品呼称:「ドラログ」(「DRIVE(運転)」と「LOG(記録)」を組み合わせた造語)。「保険料算出に関する特約(走行情報反映型)」および「盗難時対策費用特約」が付帯された個人用自動車総合保険のペットネーム。
▽対象契約:個人用自動車総合保険契約
▽商品概要
○保険料算出に関する特約(走行情報反映型)
 契約の自動車の走行データ(走行距離)に応じた保険料を、「ドラログ」の継続契約(2年目)から適用する。
○盗難時対策費用特約
 契約の自動車が盗難に遭ったことに伴う、盗難追跡費用および盗難引取費用に対して15万円を限度に支払う(補償の対象期間は、盗難の通知があってから30日間となる。盗難追跡サービスにかかる費用は、盗難時対策費用特約の保険金として支払う)。
▽対象自動車:常時通信することが可能な所定の情報通信機器を搭載した電気自動車が対象。
▽保険期間:1年
◆商品・サービスの特長
▽顧客専用WEBページへの走行概要のフィードバック
 契約の自動車から受領した走行データの概要をフィードバックするとともに、エコ・安全運転診断結果を提供するWEBページを開発。顧客に定期的に確認してもらい安全運転の意識の向上に役立ててもらえるよう、グラフなどでわかりやすく走行概要を伝える。
▽盗難追跡サービス
 契約の自動車が万が一盗難に遭った場合、損保ジャパンの専用デスクに連絡することで、自動車に搭載されている情報通信機器を活用した追跡サービスを行う(警察への届出がサービス提供の条件となる)。契約の自動車の位置が特定された場合、保全のために警備員を急行させ(綜合警備保障との業務提携で実現)、別途派遣するレッカー業者と連携のうえ、顧客の元に自動車を搬送する。盗難直後の車両位置の把握が可能となることで、契約の自動車が損傷のない状態で発見される可能性が高まる。
▽走行距離に応じた納得感のある保険料の実現
 ドラログに継続加入した場合の新契約の保険料は、契約の自動車から損保ジャパンが受領した走行距離を反映して決定する。契約の自動車の走行距離に応じて、現行の商品の保険料と比べておよそ±10%の範囲で変動する。

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提供元:新日本保険新聞社


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